フロリダディズニーを旅行するために個人手配で飛行機を予約しました。 ANAマイルでの予約方法について説明します。
飛行機の予約方法について
先にホテルを確保する派の人もいますが、私は移動手段から決めていく派です。
なぜならホテルを取ったけど、飛行機が取れた日程とマッチしなかったらホテルを見直す必要がでてきて二度手間になる為です。
飛行機の予約方法は有償発券とマイル発券の二つがあります。私たちはマイル発券なのでそちらのコツを説明させていただきますが有償の場合についても触れておきたいと思います
有償発券
有償発券。簡単に説明すると航空会社のWEBサイトで経路を指定して、現金またはクレジットカード等で飛行機の旅券を購入する方法になります。このようにネットで予約して、クレジットカードで購入するケースが一般的だと思います。こちらでは便利な「スカイスキャナー」というWEBサイトを紹介します。
「スカイスキャナー」は日時と人数、発着地を指定すると世界中の航空会社でその旅程条件を満たす飛行機を一括で検索してくれるWEBサイトです。
表示される金額は旅券の価格のみでなく、燃油サーチャージや諸税まで含まれた実際に自分が支払う総額なので非常に見やすいです。
また、便利なフィルター機能があり自分がマイルを貯めているアライアンス縛りで検索出来たり、直行便か経由便か選択することができるのでどても使い勝手の良いWEBサイトです。
参考までに、日時を2020年のGWあたりに合わせてざっくり計算してみました。
- 東京のすべての空港(TYO)からオーランド国際空港(MCO)
- エコノミークラス
- 一人
- アライアンス縛り無し
上記条件で検索してみたところ。デルタ航空でアトランタ経由が104790円と最安値で表示されました。
総飛行時間は行きが15時間25分。帰りが16時間14分と飛行機のアライアンスにこだわりがなければ割安だなぁと思いました。
絞り込み条件を加えて再計算してみました。
-
航空会社:スターアライアンス運航便のみ
追加条件を加えた結果、ANAで成田からシカゴ経由が138463円と最安値で表示されました。総飛行時間は行きが17時間50分。帰りが17時間43分とデルタに比べると飛行時間と料金が多くなる結果になりました。
なお、スターアライアンスとはANAが所属する世界の航空会社グループです。ANAのマイルや特典はスターアライアンスに所属する航空会社であれば共通して享受することができます。夫がスターアライアンスゴールドの上級会員資格を持っているのでこの条件にしてみました。
この条件で問題なければ、そのまま旅券を購入できます。 私はマイルで発券することが多いのですが、「スカイスキャナー」は旅程検討ツールとしてよく活用しています。具体的には経由地点の把握であったり、マイルで行くほうが得か否かを判断する費用の概算や現地滞在時間を確認する為発着時間の確認等に使用しています。
マイル発券~ANAの場合~
ここからは私が予約する方法になります。まずはオーランド国際空港(MCO)に行く飛行機を予約する際に消費する必要マイル数を確認します。
マイル発券する場合、必要なマイル数を保有していないと予約できませんからね。どれだけマイルが必要なのかANAのサイトで確認します。
サイトを確認するとこのようなステップで判断すると記載があります。
step1:出発地と目的地のゾーンを確認
step2:搭乗日のシーズンを確認する
step3:必要マイル数を確認する
日本からオーランド国際空港(MCO)を題材にひとつずつ見ていきましょう。
ゾーン区分を確認すると一番上に日本(Zone 1)と記載されています。日本と括られていますので基本的には日本のどこからでもこの一律のマイルでいいのではないかと思われます。
また、オーランド国際空港は明記ありませんが、北米(Zone 6)に属していると思います。
なので出発地はZone1、目的地はZone6であると確認しました。
多くの航空会社が搭乗日によってマイル数を増減するシーズン制を取っています。
ANAもその例に違わず、一般的なレートのレギュラーシーズンと、その上下に消費マイルの少ないローシーズンと、多いハイシーズンの3つの区分に分かれています。
日本発着の欧米シーズンレートを確認すると今回の旅程は往路がハイシーズン、復路がレギュラーシーズンの区分けになっていました。
・ローシーズン(L)
2019年 1/7~2/28、4/1~4/25
2020年 1/6~2/29、4/1~4/23
2021年 1/5~2/28
・レギュラーシーズン(R)
2019年 3/1~3/31、5/8~7/24、8/20~12/17
2020年 3/1~3/31、5/11~7/22、8/20~12/17
2021年 3/1~3/31
・ハイシーズン(H)
2019年 1/1~1/6、4/26~5/7、7/25~8/19、12/18~12/31
2020年 1/1~1/5、4/24~5/10、7/23~8/19、12/18~12/31
2021年 1/1~1/4
下に進むと、発着地日本(Zone1)の目的地北米(Zone6)のマイルチャートがあります。
該当部分を抜粋してみました。 このマイルチャートは上記シーズン表において同一シーズンで予約した場合に必要な往復マイル数を表示しております。
L | R | H | |
Y | 40,000 | 50,000 | 55,000 |
PY | 62,000 | 72,000 | 77,000 |
C | 75,000 | 85,000 | 90,000 |
F | 150,000 | 150,000 | 165,000 |
※Yはエコノミー/PYはプレミアムエコノミー/Cはビジネス/Fはファーストというクラスを表示しています
つまり、エコノミーで北米へ旅行しようとした場合、ローシーズンであれば40000マイル、レギュラーシーズンであれば50000マイル、ハイシーズンであれば55000マイルで往復できます。
先ほど有償発券の所で最安値がデルタ航空で約10万円でしたのでローシーズンであればマイル単価2.5円、レギュラーシーズンでマイル単価2円、ハイシーズンでマイル単価1.81円といったところでしょうか。
ローシーズンはマイルの価値が高いことがわかりますね。
しかし今回の場合は行きと帰りでシーズンが異なります。
その場合はそれぞれのシーズンマイル÷2をして足し算することで必要マイル数を算出します。
今回の旅行条件を元にエコノミークラスでのマイル数を計算しますと
往路:ハイシーズン 55000マイル÷2=27500マイル
復路:レギュラーシーズン 50000マイル÷2=25000マイル
合計:27500+25000=52500マイル/人
となります。
二人で旅行する場合は最低でも105000マイル必要であることがわかりました。
ちなみに当時20万マイル保有しているので、ワンチャン往復ビジネスクラスも狙える状況です。
ここはビジネス狙いで行きたいと思います。
その場合でも87500マイル/人で済むので問題なく予約できることがわかりました。
スカイスキャナーでGW前後の日程でビジネスクラスを有償発券しようとするとANA往復で726373円とでてきました。
マイル単価が7円程度で非常にマイル効率が良く満足度が高いことがわかります。
ANAマイルで予約する方法~失敗編~
さて、ここからANAのマイルでの旅券の取り方になります。
ここからWebでの予約方法が乗り継ぎという点で難しく失敗編になります。
予約画面で上手くいかなかった方の為に参考として記載します。
ANAのWEBページでログインします。 ANAマイレージバンクのタブをクリックしてANA国際線を選択し、特典航空券の予約ページに飛びます。
するとこのような画面が出てくると思いますので通常の予約の場合はこちらで発着地を指定すればそのまま検索できるのですが
オーランド国際空港の場合はちょっと特殊な検索方法が必要で若干面倒です。 仮に往復タブのままこんな日程で入力し検索してみました。
するとだいたいこんな風に表示されてしまいます。この日程ではすでに空きがないことがわかりました。
ではどうするか?ということですが確認を押すと、空きがある日を表示してくれます。 そこのチェックを入れてあげればOKです
なんだ、そんなに日程も変わらず検索できるじゃないか、少し日程が異なるが許容範囲だとと思って「次へ」を押します。マイル発券はそんなに甘いものではございません。
うまく空きがあれば上記の方法で飛行機を確認し予約することができるのですが、私はできた試しがありません。
改めて、じゃあどうすればいいのか?ということになりますがこの場合は経由地も指定した上で検索する方法に切り替える必要があります。
往復タブから複数都市タブに切り替えて日時も指定して検索するのです。
(例:ヒューストンIAH経由)
それでもこのように日程に合うものが見つからずやきもきしながら行けそうな場所を探していきます。もう大変。シカゴやサンフランシスコなど経由地点、時間などをずらしてひたすら検索です。しかし、結果は無情。
上記サンプルと同様の症状に陥り、結局私は自力で飛行機を見つけるが見つけることができませんでした。
正直WEBでマイルを使った飛行機を検索するには根気が必要。めっちゃ大変!ということだけがわかりました。 何度もでてきて恐縮ですが、それじゃあどうするかって話ですよね。
ANA マイルで予約する方法~成功編~
結論から先に言ってしまうと「知っている人に聞けばいい。」これにつきます。
上記~失敗編~で紹介した通り直行便以外難しいことがわかりました。マイル予約初心者には荷が重いです。このことからわかるように日本からオーランド直行便が無いのが問題のようです。
他の世界ディズニーは基本、その拠点まで直行便の飛行機があります。カリフォルニアのアナハイムディズニーであればロサンゼルス空港(LAX)、フランスであればシャルルドゴール空港(CDG)、香港であれば香港国際空港(HKG)といったように東京の空港から直行便の飛行機がありますので、予約検索する時は非常に楽です。
そんな中、フロリダディズニーの場合オーランド国際空港(MCO)に行くには必ずどこかで乗り継ぎが発生します。
ヒューストン経由、シカゴ経由やサンフランシスコ経由など様々なルートがあります。有償で購入する場合は発着地点を指定するだけで、空いている便が表示されその中から選択するだけで予約ができます。その際、基本的には値段の安い便と時間の兼ね合いで決定すると思います。
しかし、マイルで航空券を購入する場合、発着地点を指定するだけでは「検索結果がありません」と表示されることが多いです。
その為、マイルにて予約する場合はコツが必要になってきます。
そのコツというのがこの~成功編~の冒頭で述べた通り
「知ってる人に聞けばいい」ということです。
知っている人とは誰か? 簡単です、ANAの国際線発券してくれる部署の人ですね。
https://www.ana.co.jp/ja/jp/site-help/share/contact/international_bookflight.html
SFCメンバーの方はこちらhttps://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/premium/desk/sfc.html
こちらに問い合わせして予約したい旨を伝えたあとに日時や人数を聞かれますので、それらに答えていきます。
そうすると空き状況など検索して一番要望に近い結果を教えてくれます。
そのまま電話で発券もできますが一点注意点があります。
電話で問い合わせし、予約までしてしまうと一人当たり別途手数料2000円(税別)が必要になります。
親切丁寧に長い時間付き合っていただきましたので、もちろん私は手数料を払いましたが空いている時間などだけ聞き出し、自分で複数都市タブから教えられた経路、日時を指定すると同じ便を確認できる場合があります。
そちらから予約すれば手数料を節約できますので、そのようなやり方もあると思います。
マナーやモラル的にどうなの?
という意見もあるかと思いますが電話口の人によってはその方法もありますよ、と言ってくれる心優しい方もいらっしゃいますので意外に認められているのかもしれません。
まぁ、人それぞれですのでやりたいようにやりましょう。
マイルで予約する方法~成功編~の予約方法をまとめると
1.電話で飛行機をを検索してもらって予約する。
2.決済はそのまま電話か、教えてもらった日程で改めてWEB予約してから行う。
ということです。
複雑な迷路に迷い込むよりは早く確実な方法だと思います。
まずはご自身でチャレンジしてから無理だと思ったら電話してみるといいと思います。
最終的に予約できた日程はこんな感じです。
◆発券日
2019年1月20日にANAオペレーターに電話して発券しました。
その前までにいろんな葛藤がありましたし、発券後もサーチャージの大幅ダウンなどがあり、取り直したい衝動に駆られましたが予約がなくなるのが怖くあきらめ。
なくなく高いサーチャージで予約をKEEPしました。
◆経路
・成田空港からヒューストン国際空港(IAH)経由でオーランド国際空港(MCO)の往復。
・往路は8月10日予定が8月12日に。
・復路は想定通り8月24日帰りになりました。
・往復ビジネス狙いで行きましたが、復路が空いてなくエコノミーになりました。
・現地滞在日数は12日。(12泊)
◆ マイルと費用
145,000マイルで、その他費用が合計82220円でした。 あれ?往路ハイシーズンレートで計算されてない?とか今更ながら思いましたが、まぁいいやの精神で行きたいと思います。
■必要マイル数・72,500マイル
■税金・その他費用
・旅客保安サービス料 520円
・旅客サービス施設使用料 2090円
・国際観光旅客税 1000円
・保安サービス料 1240円
・通行料 4060円
・動植物検疫使用料 440円
・入国審査料 770円
・税関審査料 630円
・航空保険料及び燃油特別付加運賃 28200円
■発券/交換発行手数料
・2160円 ※電話予約で発券した場合にかかる費用です。WEBで発券した場合は不要な費用です。
こうやって詳細を眺めてみると色んな項目がありますね。
入国や税関などは使用料を払っていたんですね。あらためて勉強になりました。 確か去年のいつからか日本から出国する際に必要な出国税が1000円程新しく徴収されるようになったとか。
必要な財源だとは思いますが、できれば削減していっていただきたいものです。
まとめ
以上フロリダディズニーに行く為の飛行機予約でした。
乗り継ぎの際に参考になれば有難いです!それでは、良い旅を一緒にしていきましょう。